「副業で」と題していますので、サラリーマンや主婦の方をイメージして書いています。
ここ数年、ものすごい勢いで子供向けプログラミング教室が教室ができています。
きっかけは小学校でのプログラミングの必修化に伴い、ビジネスチャンスとばかりにここ数年で一気に教室が増えている状況です。
ビジネスチャンス、ということでいきなり自分でプログラミング教室をできるか?というと出来る人はスキルを持った限られた人になるでしょう。
しかし、スキルを持った人だったら儲かるのか?というとそんな簡単でも無いのです。
子供向けプログラミング教室となるとお金を出すのが保護者になりますよね。
保護者が納得してお金を出すためには、目に見えるものが必要となってきます。
目に見えるものというのは特に教材です。
教材って一人で作りこむには時間が足りないので、スキルがあるからそこまで作り込めるかというのは別問題です。
実際、教える相手は子供なのでしっかりとした教材と教えるノウハウがあれば運営できます。
そこでフランチャイズ加盟という選択肢が出てきます。
では、実際どのくらい儲かるのか?副業でフランチャイズに加盟し、プログラミング教室を運営した時の収益について検証していきます。
売上・コスト・利益の計算
まず、単純な売上の計算です。
月間売上 = 入会金 × 生徒の数 + 月謝 × 生徒の数
(仮)入会金1万円 月謝 ¥1万円 生徒は20人、入退は2人ペース
22万円 = 1万円 × 2人 + 1万円 × 20人
部屋は借りるものとします。 ロイヤリティは生徒一人当たり20%で2千円かかるものとすると、
経費 = 賃貸料 + 2千円 × 生徒数 + その他経費
(仮)賃貸料は月間10万円とします。その他経費は1ヶ月単位で1万円かかるとします。
14万円 = 10万円 + 2千円 × 20人 + 1万円
利益の計算
8万円 = 22万円 - 15万円
ここでいけそうだと思っても重要なコストが一つ入っていないのです。
初期費用。
フランチャイズに加盟するにあたって、よく発生するのが加盟金や教材費以があります。
フランチャイズにもよりますが、高いところですと初期に200万円以上かかるところもあります。
そこで、教室運営をしていくにあたって自分の収入をいくらか取って、事業にはリスクがつきものですから早めの回収を目指して初期費用分を2年で回収するとします。
仮に200万円初期費用がかかった場合、
毎月の初期費用分 = 200万円 ÷24 = 8万3千円
収支がマイナス1万3千円になってしましました。
教える場所にかかる賃貸料を圧縮
利益を出すために必要なのは、教える場所にかかる賃貸料です。
これを自宅・あるいは貸会議室を使って運営した場合は以下のようになります。
自宅で運営 利益 = 22万円 - 5万円(ロイヤリティその他費用) - 8万3千円 = 8万7千円
貸会議室で運営(教室を月間8回開催として、一回5千円で8回借りる) 利益 = 2万円 - 5万円(ロイヤリティその他費用) - 8万3千円 - 4万円 = 4万7千円
となります。
初期費用が安いところを選ぶと
フランチャイズによっては初期費用が非常に低額なところもあります。
そう言ったところを選ぶと収支はさらに良くなります。
ただし、初期費用を取らないということはそれだけ本部の売上が上がらない=借りられる力も限られるということは覚えておきましょう。
(仮)初期費用は30万はかかるとする(2年回収で月間1万3千円)
自宅で運営 利益 = 22万円 - 5万円(ロイヤリティその他費用) - 1万3千円 = 15万7千円
貸会議室で運営(教室を月間8回開催として、一回5千円で8回借りる) 利益 = 2万円 - 5万円(ロイヤリティその他費用) - 1万3千円 - 4万円 = 11万7千円
稼働日数を8回くらいで考えた場合、1回あたり約1万4千円〜約3万円くらいの収入があるということですね。
初期が安いところを選べばリスクも低く、手離れも良く、手堅いビジネスですから副業としておすすめです。